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2012/02/16 / Rocketman3

photoblog_013 Bowmore

20120216_bowmore_collage

スコットランドはアイラ島のシングルモルトウイスキーだ。僕の部屋に1本だけ置いてある。きっかけはもちろん村上春樹の「もし僕らのことばがウィスキーであったなら」

去年、人間ドッグの待ち時間に一気に読んだ(混んでいたので二度読んだ)。今考えると、なぜ人間ドッグにこんな本を持って行ったのかも不思議なのだが、前日はもちろん酒を控えたこともあって急に飲みたくてたまらなくなり、帰りに買い求めた。ふだん飲んでいるバーボンの倍近い値段、僕にとっては高級品だ。

エッセイの中で村上春樹も述べているように、アイラ島の気候と土壌によって醸されたアイラ・モルトは、香りにも味にもどことなく海の潮を感じる、ちょっと不思議なウイスキーだ。最初飲んだ時は、わかっていたとはいえ、少し驚いた。

僕はウイスキーと言えばバーボンが好きで、アメリカの広大な大地のような強烈な香りが鼻と喉に広がっていく感触を好ましく思っている。なんとなくだが「ウイスキーは大地からの恵み」というイメージがあったので、まさかウイスキーから本当に海の香りがするとは思わなかったのだ。

アイラ島の人々はこれをストレートで飲むのだったろうか。バーボンのようにショットグラスに入れて一息にグイッとあおるようなイメージではない。時間の堆積した昔ながらの小さなバーカウンターにゆったり座り、よく冷えた水の入ったグラスを横に置きながら、その香りと味をゆっくりと味わう、そんな飲み方が似合うウイスキーだ。

(僕にとって)高級品ということもあり、ふだんはあまり飲まない。酒のボトルが並んでいる棚の上を見て、ふと思いついたような夜中に、グラスに一杯だけをぼんやりしながら、ゆっくりと飲む。

曇りがちの空、湿った潮風に舞う海鳥の群れ、石畳の小さな町。またひとつ行ってみたい場所が増えた。

 

 

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