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2005/09/17 / Rocketman3

The Alarm  「Declaration」

高校に入り、New Waveにどっぷり洗脳されたときにU2やBig Country、Echo & the Bunnymenなんかと並んで本当に好きだったアルバム。

もともとはベスト盤である『Standards』を中古CDで見つけて、「おお! これこれ」と思って買ったんだけど、ボーナストラックで入っていた「Marching On」がこの1stアルバムのアレンジと違っていてやけにあっさりというかショボイというか…。

それで「やっぱり1stをCDで買いなおしたいなあ」とずっと思っていたところ、先日ブックオフで250円で発見! 心の中で小躍りしながら買いました。ちなみに一緒に見つけたのがこれまた買いなおしたかったHothouse Flowersの1stアルバム『People』でこれまた250円。モノの価値がわかってないなあと思いつつ、しかしそのおかげで安く買えたので良しとしました。

 

さて肝心のこのアルバムですが、そりゃもう最高! なわけです。どれもこれもエッジの効きまくった曲が詰まっているわけなんだけど、とくに1曲目「Declaration」でかき鳴らされるアコースティックギターをバックにマイク・ピータースのちょっとハスキーながら伸びのある声でアルバムの始まりが高らかに“宣言”され、そこから勢いのある2曲目「Marching On」のイントロへとなだれ込みます。サビの部分では思わず一緒に歌わずに入られなくなるような昂揚感溢れるメロディと3度ハモリのコーラスがもうたまりません。

さらにこれまたイントロのハーモニカや合唱系コーラスが最高な3曲目「Where ware you hiding when the strom broke?」と続きます。ちょっとマイナーコード中心ながらソリッドなサウンドが印象的な4曲目「Third Light」(この曲のボーカルはM・ピータースじゃないみたいですね)をはさんで、このアルバム中最高の盛り上がりとなる5曲目「Sixty Eight Guns」へと続きます。

もうこの曲はイントロのトランペットを聴いただけで心臓ド真ん中を打ち抜かれて即死必至です。親しみやすいメロディ、迫力あるドラムを中心とした厚みのあるサウンド、そしてなんと言っても高らかに鳴り響くトランペットと合唱系ここに極まれり! なコーラス…。

アルバム自体は20年以上前のものですがいま聴いても全然古びていないですし、むしろシンプルでストレートながらここまでカッコイイ曲というのは最近でもなかなかないんじゃないでしょうか。

このあともシンプルながらカッコイイ曲が続くわけなんですが、とにかく僕にとってはこの1~5曲目までの流れがもう最高で、これだけでどんぶり飯3杯は軽くいけてしまうわけです。

 

The Alarmは英国ウェールズ出身の4人組でデビュー当初はU2のライブでのオープニングアクトなども勤めていました。まあこのサウンドを聴けばそれもわかりますねー。アルバムのライナーノーツには「全盛期のThe Whoを彷彿とさせる」と書いてあったので、The Who「Who’s Next」を聴いてみたものの今ひとつピンとこなかったというのは、今のThe Who命! な僕からは想像できませんが(笑)。

また当時やっぱり好きだった日本のバンド、エコーズ(すっかり作家となった辻仁成のバンドです)がこのThe Alarmの影響を受けまくっていて、「お、パクッたな」と思える曲だけでなく、ちょっとカウボーイ入ったファッションもそのままだったのも今思うと微笑ましいですね。

 

来日公演にも2回ぐらい行ったなあ。当時は今のようなオールスタンディングの会場なんてなくって、渋谷公会堂だったのかな? 当然座席がきちんと並んでいる会場でオーディエンスもみんな立っているものの、みんな自分の席の場所で聴いているわけで、M・ピータースが「みんなもっとアグレッシブにいこうぜ!」みたいなジェスチャーをしても、だからといってステージにみんなで詰め寄るみたいなことをしなかったのが妙に印象的でした。そんな中、M・ピータースが着ていた赤いシャツを手に巻いて腕をぐるぐる回していたのを今でも憶えています。

大学に入ってから組んだバンドでも何曲かコピーしました。U2に比べてややキーが低めで歌いやすかったので僕としてはもっとやりたかったんですが、ギターの先輩からは「簡単すぎてつまらない」というクレームが出てそのままとなってしまいました(笑)。

 

続く2ndアルバム『Strength』が出たのは1stから1年後、高校2年の頃だったでしょうか。それまではもちろんBritish New Waveとして括られることが多かったんですが、そんな中にもそこはかとなくアメリカンロックのテイストを感じることはしばしばありました。ただ2ndアルバムはあまりにもそのテイストが強すぎて、正直僕たちは「ブライアン・アダムスか!?」と、その戸惑いを隠せませんでした。でもそんな中にも名曲「Spirit Of ’76」が収められていたのは救いのひとつでしたが。

さらにその後出た3rdアルバム『Eye Of The Hurricane』では妙に落ち着いてしまっていて、たしかシングルカットされた「Rain In The Summertime」ではアレンジがちょっとエレクトリックに寄っていたこともあって、どうにも当時の僕たちの感覚に馴染むことが出来ませんでした。今聴いてみると決して悪くないんですが、やっぱり当時としては1stアルバムのかっこよさに心酔していたんでしょうね。

 

と、まあ取り止めもなく書いてしまいましたが、とにかくこの1stアルバムはシンプルかつダイナミックなロックサウンドとしてはひとつの頂点を極めているといっても過言ではないと思います。なんていうか、たぶん60歳になったとしてもこのアルバムを聴けば、その圧倒的な昂揚感と一緒にコーラスを歌わずにいられないんだろうな と思わせるような、本当に本当に最高なアルバムです。

 

 

(→ コメント@旧ブログへ)

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